幸せな老後を送ってほしい。

老人にはみんな幸せな老後を送ってほしい、と心から思う。

それはいい人ぶってるからではなく、未来に希望が持てる気がするからだ。

 

介護者の苦労とか、年金のせいで若者が割食ってるとか、そういうことばかり強調されている気がする。一方で弱者を守れとかしたり顔で言われても説得力がない。

政治家やコメンテーターの言うことを聞いていると、

「老人(とかお金を稼げない、役に立たないひと)は早く死んでくれ、

お金の無駄遣いになるからメーワクだ。」

と言っているようにしか聞こえない。

 

老人を排除したがると言うことは、社会的弱者を排除したがっているってことで、

その気配に、余裕のなさに、導き方に、恐ろしさを感じる。

社会的弱者でも、いかにも物語になりそうな人だけは救って、ごまかす( ̄◇ ̄;)。

なにかすべてが嘘くさく薄っぺらい。

 

「老人はずるい、得をしている(役立たずのくせに)。

それで、汗水たらして働いている俺らは損をしているのだ!」

と言う話はたえず聞かされている気がする。

確かにそういうところはあるだろうけど(^▽^;)、

なんかそういう話の持っていき方が嫌なのだ!

スケープゴード的な?

 

そんな社会の風潮を受けて、老人たちも危機感を感じている。

もう自分のことでいっぱいいっぱいだ。

どう老後を守るか、いかにして自分(だけ)が楽しんで生きていけるか。

 

助け合いの精神はどうした、助け合いの精神は!

と思う。

こんなにまでお金がすべてみたいな世界になるとは思わなかった。

けれど貧乏でも弱者でも楽しく生きてゆくことはできると思う。

 

手助けできそうなことは手助けする。

やれることは自分でやる。

人のせいにしない。

なんでも無駄と思わない。

おもしろいことをさがそう。

 

とかさ、心構えだけでも、みんながこんなふうだったら、かなり生きやすい世の中になると思うんだけど。