うまく主張できる能力。

何か人に誤解されたり、一方的に悪く思われたり、

人との意見の相違があったとき、言いにくいことを言わなければならないとき。

そんな場面に出くわすたび(たいてい家に持ち帰って考える時間はない)とっさにうまく自分の考えを伝えられる能力があるといいのに、としみじみ思う。

 

たいていオレは頭が真っ白になって黙ってしまうか、決死の覚悟で主張するため、震え声になったりヒステリー(ぽく思われる)になったり、情けない限り。

 

友達のなかで、思っていることを上手に言える人が何人かいる。

みているとあれは結局器というか、もう度胸の差なのかしら、とも思う。

それを周りもなんとなく認めているので、聞く耳を持つ、という気もする。

オレが意見を聞いてもらえないのは、初めから相手が否定から入っているせいじゃないかな、とも思う。

聞いてもらえないから、なんとか聞いてもらおうとして声が大きくなる→ますます聞かない→大げさなものいいになっていく→感情的になる→話し合いというより白か黒かの一択の雰囲気になる→もういいや。勝手にして。となる(^◇^;)

 

オレは普段はほとんど人の意見に流される、というかうーんそうだね、と感心してしまうタイプだ。AとBが正反対の意見を言っている場合でもそれぞれの話をうーんもっともだ!と両方納得して悩んでしまう。

そんなオレだからこそ、たまに意見を主張すると聞いてもらえないのか?

相手も主張されるの慣れてないしオレも主張することに慣れてない(^○^)。

 

本当に、穏やかに自分の意見を言えて聞いてもらえる人がうらやましい!

 

オレがすぐ浮かぶのは3人の友だちで、みなタイプがちがう。

 

1人は大物感漂うタイプ。ゆったりしていて、普段はたいてい人の話をにこにこして聞いている。この人が何か言い出すとみんな耳をかたむける。

 

もう1人は理路整然タイプ。事実を並べて、計画をビシッと立てる。反論が出ても決してイラつかず、反論の反論をする。超大事なポイントだと思うのが、言っていることはシビアでも、ユーモアがあり、どこか愛嬌があるので、聞いている方も冷たい感じを受けない。

 

そしてもう1人は口から先に生まれたんじゃないか、よくそこまでペラペラ言いにくいことまで言うねーというタイプ(^○^)。これも大事なポイントだと思うのが声の質とテンポ。明るい感じが漂っていて、ジメジメした言い争いにはならない。それどころか、つい笑ってしまう。

 

こう並べてみると、やっぱり説得力は言葉の力だけではなく、その人それぞれの特性と強く関係している。憧れて真似しても同じ結果は出ないだろうなーと思う。

まず自分がある程度認められているという前提がないと説得力は生まれないのだった

(T ^ T)