オレがうつになりまして再び。

仕事を辞めてしまった。はー。
日に日にどんよりしてきて、またヤバいかんじだ。
もうなんか、ちゃんと収入がある仕事で、オレができる仕事はないような気がする。
もうぜんぜん自信がない。
と、つい、気を許している人にもらすと、
若い時は、
「まだ若いし何言ってるの?やり直しなんていくらでもきくよ」
と言われて勇気づけられたと思うが、歳取ってくるとみんなきびしいきびしい。

「何甘えてるんだよ!」
「そんな気持ちで仕事をされては迷惑。」
「そんなに自信がないなら別の仕事をしたほうがいいかもね」
「仕事なんて厳しくて当たり前。やる気がないなら
辞めてもらったほうが職場もお客もありがたい」
「もうその歳で仕事なんてないぞ」


と、落ち込んでいるオレにダメ押し。
心が折れる
そう言われると、
オレはオレなりにいつだってギリギリまで努力しているんだ。知らないくせに!
と自分を守るために反論したくなるが、そうすると、
「じゃあ向いてないのかもね!」
と、向こうもイライラしたかんじになってくる。
ああ、やっぱりね....やっぱりお前もそう思うか....
と前より落ち込む。
ああ、言うんじゃなかった。


でも、一人で考えていると頭のなかで同じ考えがぐるぐるして、
胸が苦しくて
つい言ってしまうのだな、これが。
「いつでも相談に乗るぞ」
という言葉を、藁でもつかむ思いでつい頼ってしまったりして。
こういうの、真に受けない方がいいな。


ひとりひとり感じる事も能力も性格も経験も違う。
経験をどうとらえるかも違う。
ある人がどうしても苦手な事を、別の人は苦もなくやってしまう。
ある人が嫌いでたまらない事を、別の人は好きでたまらなかったりする。
ある人は神経質だし、ある人はタフ。
全然違う人間の苦しさを知る事などは無理なのかもしれない。
そういう意味では、人気者も落ちこぼれも等しく孤独だ。



みんな自分の経験をもとに考えることしか
できないから、オレなんて
何甘ったれた事言ってるんだ!でしかないだろう。
オレのまわりは仕事のできる奴が多いからなあ。
もしかしたら、オレの話で職場のできない部下とか思い出して
イライラするのかもしれない(/_<)。


一人前に自立をしていないのは苦しい。
精神的にも金銭的にも。
オレは何はなくても、周りに恵まれているから幸せだと思っていたが、
このままでは友人たちもだんだん離れていってしまいそうだ。
それは仕事がない以上にさびしく、決定的な支えを失った気持ちになる。
でもこれは実は友達が大切というより、友達に精神的に依存していただけかもしれない。



自殺する人の気持ちの中には


「オレがこんなに苦しいって思ってるのに、誰もわかってくれなかった」


事に対するうらみとか復讐のような気持ちもあると思う。
ほら、オレほんとにこんなに悩んでたんだよ、わかってくれた?という気持ち。
いくら、周りの人に感謝し、愛していたといい、オレがダメだったんです、ごめんなさい、
という遺書を残していたとしても。

純粋に周りの人に感謝していれば、周りの人を悲しませるであろう自殺など、
どんなに苦しくてもするはずがないからだ。


ああ、オレは自殺する人の気持ちがわかる気がする。


でも、どんなに情けなく思っても、絶望的な気分になっても、
そのへんのものぜんぶなぎ倒したいような気持ちでも、
とても寂しい気持ちになっても、
どうしようもないのだ。
人の助けが役にたたず、自分でしかできないことがある。


落ち込んだ時ほどわかって欲しいと切望するが、
たとえわかってもらったからといって、それが何の解決になるだろう。
結局は自分の力で解決するしかないのだ。
自信は人につけてもらうものではなくて、自分でつけるしかないのだ。
生きていける自信。
何度ころんでも、誰にダメだと言われようとも、
フン、と笑って立ち上がって平然と歩いていく。
そんな人にオレはなりたい。;へ:)


あまり思うようにいかなくても、自分を恨まず人を恨まずたんたんと生きている。
そんな人たちも普通にいるんだと思う。
そんな心境になりたい。