意外に聞き上手なアメリカ人。(2013.1.18)

オレは人前でしゃべるのが大大大大苦手だ。
いつまでたってもなれることができない。
会社の3分間スピーチには怒りに近いものをいだいている!
対人恐怖というか、自意識過剰というか、わかっちゃいるけど
やめられないのだ。


最近よく思い出すのが、アメリカに留学していた友達の話だ。
向こうの授業はしょっちゅうディベートとか発表とかあっただろうから
さぞプレゼンが得意だろうと思ったら
「すごい苦手」
というのだ。
意外に思ってわけをきくと、


アメリカは確かに日本よりずっと厳しい競争社会だけど、あいつら人の話はよく聞くんだ。」



という。
日本人だって、いやたぶん日本人のほうがおとなしく聞いてるよ、というと、
そうじゃない、聞き方が根本的に違うんだ、という。



「日本人は基本的に意地悪な見方だよ。話の内容よりもあの人はたどたどしいしゃべり方だ、
とか、緊張していた、感じが悪い、とかそういうところばかりみている。
アメリカではどんなに英語が下手でも、たどたどしかったり緊張していたりしても、
聞いている人が話の内容自体を一生懸命聞いて理解しようとしてくれている気持ちが伝わってくるんだ。
その気持ちがしゃべっている方にも伝わってきてものすごくしゃべりやすい。
日本でしゃべるときは緊張する〜。」



リンカーンも、どもりだったという。
日本人だったらたぶんそれだけでバカにして耳を傾けない気がするな。




見かけの立派さや押しの強さに騙されず、その人の本当にやりたいことを見抜き、
それに自分も賛同するときだけ応援する、という賢さが欲しい。
たとえ見かけがさえなくても。
(そういうオレも見た目で判断しがち( ̄▽ ̄))