あと、考える時間な。

効率化は人間を浅くするかも、と前書いたけれど、

暇な時間がぜんぜんない、

というのも人を浅くする気がする。

暇な時間、それは決定的に必要なものだと思う。

その間に人は自分の頭で考える。

考えざるを得ない。

昔の人のエッセイが面白いのは、不完全な知識の中で、

自分で色々な角度から考えているからだと思う。

それはその人独自のオリジナリティにあふれていて、

面白いなあと思う。

科学と音楽と詩、森羅万象の自然と人間の感情や日々の生活

そんなものを縦横無尽に結びつけていたりして、

ほんとうに魅力的だ。

そして、どこかのんびりした雰囲気がただよっていていいなあと思う。

 

仕事に求められる知識や技術が年々増えていって、

ただそれについていくのにせいいっぱいになっている。

研修や残業で暇な時間はなくなっていく。

もうそこには義務感と焦燥感しかない気がする。

大人になってまで山ほど宿題出されてる感じ(>▽<)。

大人なんだから、あとは自分で考えさせろや、と言いたくなってしまう。