素直最強!

花子とアン」にはけっこうはまった。
花子をみていてつくづく思ったのは
「やっぱり素直が最強」
ということだ。



花子は、小学校に通いだせば貧乏を馬鹿にされ、
女学校ではひとり田舎者のため上級生や先生から厳しく当られ、
ラジオ局の人たちには慇懃無礼に冷たくあしらわれ、
白漣には息子の戦死はお前のせいだと言われ…。
しかもしばしば、非難される原因が完全な誤解だったりする。




オレはいろいろな場面を見るたびに
勝手なことを言って攻撃してくる人たちが憎らしかった。←入り込んでるな(^0^)
貧乏を執拗に攻撃してくる地主の息子。
隙あらば退学させようとする、オレ、いや花子を嫌う、冷たい目をした先生。
親友と言いながら、なんかあるとすぐ攻撃してきたり、自分の殻にとじこもる女。
形式にばかりこだわり、権力におもねるラジオ局の人たち。




オレだったらショックのあまり恨むのだ、きっと。




「あんなこといいやがって最低の野郎だ。」
「バカにしやがって〜」
「よし、お前の本音はわかった。お前はそういう奴だったんだ。」
「オレのせいじゃないのになぜ話を聞かないんだ。所詮オレに信用がなかったんだ。
オレはそんな奴だと思われていたんだ」




などと深く心に刻んでしまい、そのときの気持ちはずっと忘れない。
状況が変わっても、その人に対する信頼感は失われたままになる。




そんな器の小さいオレが( ̄∇ ̄)、感心したのは花子の態度、性格だ。




花子はひどい誤解を受けた時でさえ、言い訳をしない。
相手を恨まない。
(オレのような)人間は、非難を受けると反射的に相手のことを悪く思ったり、
自己弁護を考えて悶々としてしまうものだが、
花子にはほとんどそういうところがない。



ただ、言われたことについてだけ考え、困惑したり怒ったり悲しんだりする。
相手の人間性がどうとか言わない(^^)。
というか、そっちに考えがいかない。
いろいろな出来事があるたび、自分はどうしたいか考え、行動するだけだ。




余計な恨みを持たない分、濁らず自分の色を出していける。
本当に素直な人というのはきっとこういう人だ。



そうやって相手を恨まず、努力を重ねて行くうちに頭角を現し、
やがて相手も花子のよさをわかってくる。
その時もオレだったら
「今更来てもオレはお前の本性を知っている…」
とか思って壁を作るな、きっと!
…って書けば書くほど執念深いな、オレ(^^)。
でも花子はなんの恨みもこだわりもないから、普通に相手を受け入れ、仲良くなれるのだ。



考えてみれば、少し非難されたり自分を認めなかったりした人に対して、
やれ傷つけられたの、やれひどい人だの大騒ぎするのは、
結局自分に自信がないからだろう。
自分のプライドを守ることばかり必死になって、肝心なポイント
(で、これからどう行動すればいいか)を
大きく外してしまっている気がする。
自分自身を批判せず、相手も批判せず、ただ夢と行動があるのみ。


…ということをオレは花子から学んだ(^^)。