オレの方が大変だ競争。

「最近こんなことあってさー、いやー、参ったよ。」

という話をする時は、

「そんなことあったの!大変だったね〜。よくがんばったねー」

と言ってほしい時だ。とりあえず同情してほめてほしいのだ(⌒▽⌒)。

そのあいづちがどんなに力になるか。励ましてー。

 

ところがその期待に反して、

「ふーん、そんなこと、たいしたことないんじゃない?」

とつまらなそうにされたり、

「それよりもオレはもっと大変だったんだ。このあいださ〜」

とすぐ自分の話に持っていかれたりすると、弱っている力がさらに吸い取られる感じがする。

話すんじゃなかった。馬鹿馬鹿オレのバカ。と思う。

 

「普通人の話を聞くもんだろ!ほめられたかった〜。

オレの方が大変だっていうけど、いやいやオレの方が大変だろ!どう思う?

と常識人で安定感のある友人に話したら、

「子供か!」

とひとこと言われた。

は?ワタクシのことですか?相手ではなく?心外ですね( )`ε´( )

「ふたりともだよ。似たり寄ったり」

だと。心外!

 

しかし‥冷静に考えてみると、的確な指摘だ。

何かをやったからほめてほしいとか、励ましてほしいとか、オレのほうが上だ!とかムキになって争ったりするのは子供すぎる。いやお恥ずかしい(≧▽≦)

 

大人は黙っていろいろな大変なことを乗り越えていくのだ。

おおげさに言い立てず、何もないような穏やかな顔をして。

くーっ、かっこいいねえ。

永遠の理想。程遠いオレ。

死ぬまでにはちょっとはそんなふうになれるだろうか?

 

「性格もあるし、無理じゃない?」

と、常識人の友人はあっさり言うのだった。

くーっ。