正直の徳はキラキラと光るものをもっている。

「正直だったら損をするかもしれないが、正直の徳はキラキラ光るものを持っている」


これは「梅原猛の授業 仏教」という本でみつけた文章。
まさにそのとおり!と思った。


オレは人と話していて何が一番楽しいかというと、その人の率直な意見が聞けたときだ。
その人独自のものの見方や考え方、というものに触れると楽しい。
一般的な意見とか標準的なものの見方、ってものはあるけれど、人はそれぞれちょっとずつ変なこだわりとか、偏った意見とかもっている。
その人にとっては当たり前でもなんか変。
そういうのを聞くのがほんとにおもしろい。

逆に自分が率直な意見を言える相手がいて、それをおもしろがられたりケチつけられたりするのも楽しい。


自分の友達はかなり面白い人たちだ、と思っているけれど、それはお互いに感じたこと、思ったことを正直に話しているからだと思う。
それは時にして「わかるわかる」であり、ときにして「まったく意味わからん」であるが(~o~)。


そして、魅力的な人というのは、そういう相手をたくさんもっている、つまりいろいろな人に心を開いている人なんだと思うな。
オレはごく一部の人にしか開いてないけど(~o~)。
自分がこれ、と思った相手と友達になれば、それでいいのだ。


梅原猛の本。とてもわかりやすく書いてある。
オレはこの本で「仏教ってなかなかいいこといってるじゃん」と思った。仏教は宗教というより哲学に近いな、と思った。

梅原猛の授業 仏教 (朝日文庫)

梅原猛の授業 仏教 (朝日文庫)

梅原さんが好きな正直者の本。オレもかなり好き。キラキラしてる(~o~)。↓

坊っちゃん (新潮文庫)

坊っちゃん (新潮文庫)

オレ的に正直者で感動したのはこれ↓

ハックルベリー・フィンの冒険〈上〉 (岩波文庫)

ハックルベリー・フィンの冒険〈上〉 (岩波文庫)