うつ病には2つのタイプがある。

最近いわゆる「うつ病」の患者が増えている。
しかし、2つのタイプが混同されているように思う。


ひとつは「何も原因がない、順風満帆な人生を送っている人が突然うつになる」真性うつ病、もうひとつは「ストレスなどの原因があってうつ状態になる」反応性うつ病。後者には「もともと落ち込みやすい」うつ的性格者も含まれる。


真性うつ病は本人にも周囲の人間も原因が思い当たらないにもかかわらず、突然ふさぎこむ形になって現れる。このタイプは健常時にはむしろ陽気で社交的、現実的な性格が多い。薬物療法が比較的よく効く。


それに対し、反応性うつ病は原因があるため、その落ち込み具合がいかに激しくいかに長続きしようと、その極端さを除けば健常人でも理解は可能だ。
このタイプのうつ病を発症するのは、性格によるものが大きい。したがって薬物療法で一時的には効果がでたようにみえても全体としては効果が出にくい。根本的な解決がなされていないからだと思われる。しかし一方で、認知療法、行動療法などの効果はでやすい。



・・ともっともらしく書きましたが、これはすべて自分の個人的な実感。病名も勝手につけました。すんません。