心惹かれる物語を秘密にするわけ。

なんかわからんが、妙に心が惹かれてたまらない物語がある。
それはなにかは言えん!絶対言えん!
って別に聞いてないか(^^)


感動すると言うより、もっと深いところに落ちていくかんじ。
なぜだろう。
地味な、短い話なのに。
印象がいつまでも消えない。


あまりに不思議な、魔力をもったような物語なので、
ひとには知られないように、誰にも言わず秘密は守っていた。
(って世界中で出版されてるが)



でも、大事な人にだけは、
ホントは教えたくないんだけど、しかたない、特別に教えてやる!
と清水の舞台から飛び降りるつもりで、
「これ、おもしろいんだよ」
と、紹介してみると。

十中八九、

「うーん...まあ...おもしろかったかな」

とか

「読んだけど....」

とか煮え切らない返事ばかりだ!

なぜだ!
なぜ、オレの感じた魔力をおまえらは感じないのだ?
不思議だ。


気もあって、感覚もすごく似ていると思っていた友人までもが、
「いまいちよくわからなくて、ごめん途中で寝た」
とかいう始末だ。



と思うと、ぜってーセンスも気も合わねーよーなおやじが
その物語を
「この物語なら俺に任せろ」
的に語っていたりする。
やめろー、オマエが語るな!
そして、オマエとは語り合いたくない!


このように超心の狭いワタクシは、数々の失敗を乗り越え、
いまや好きな物語の話題になっても、
無の境地(━_━)。
絶対、好きな物語のことは秘密にするようになったのだった。
好きな音楽も同じ。



...それにしても、感性って不思議だ。
好きな人と合わなかったり、大嫌いな人と妙に合ってたりすることが
ままある。