関東大震災の時は増税しなかったのに!と怒る評論家。

を、暫く前にTVでみた。
関東大震災の時は増税しなかった。
そのかわり国からの救済もいっさいなかった。



増税がないかわり、昔は洪水で家が流されようが、地震で家がつぶれようが、
戦争で家が丸焼けになろうが、
国からの保証なんてなかったものじゃった。
疎開先からもどってみると、知らない誰かがバラックの家を建てている。
すると、そこはもうその人の物になってしまったのじゃ。
わしらも国からの保証など当てにしていなかった。



こんな話はお年寄り(70代後半以上)からよく聞く。
60代は逆にちょっと悪いかなと思うくらい国からよくしてもらったらしい(オレ調べ)



しかしそんなことを、TVでコメントするような批評家が知らないはずがない。
知らないとしたら無知すぎる...いや〜、やっぱり知らないなんて信じられない。
保証をいっさいしない、ということを言わないでおいて、
昔はよかった、今の政治は悪いというのは変だろう。



あの震災の被災地を復興するためには莫大なお金がいる。
財源が確保できなければ、救済もなにもできたものじゃない。
それくらい、アホなオレでも判る。
まあ、増税すりゃすぐ金が手に入ると思って、
多すぎる公務員、とか多すぎる公務員の給料、とかだけは
絶対減らさないのはどうかと思うが( ̄▽ ̄)。



困っている人たち全部を満足いくまで国が保証するのは、
財源の大きさからみて難しいと思う。

何かというと「国は何をしてる!」
と、威丈高に言うばかりの人たちにも
オレは正直うんざりしている。