何が起こっても、本人の幸せ度はほぼ一緒なんだって。

超ラッキーなことがおきた人は超幸せを感じているんだろうか?
超不運なことがおきた人は自分の不幸をうらみつつ生きているんだろうか?


海外の調査だけど、「宝くじで10億円当たった人」たちと「事故で体の自由がきかなくなった人」たちの幸福度を調べたんだって。



幸福度を0から9までの10段階評価をしてもらうと、一般人の平均は6.5くらい。


出来事が起こった直後の調査では、確かに「宝くじ」グループは9と最高値に、「事故」グループは0(あるいは0以下)と最低値に落ちた。


ところがですよ、その出来事から一年後(←ここがミソ)に再調査してみると、「宝くじ」グループは6.8まで幸福度が下がり、「事故」グループは6くらいまであがったそうだ。


人間の体には「ホメオスターシス」(恒常性)というものが働いていて、いつも一定の状態になるようたえず調節している、という話は昔授業で聞いたことがあるが、精神状態もそうらしい。
いわゆる「慣れ」ってやつ?


金持ちになると恒常性を保つために比較水準が変わって、昔はボロボロの中古車を買ってもうれしかったのが、高級車でも不満を言うようになるとか、ちょっとの幸せでは満足できなくなってくるんだって。
それが結果として幸福度を下げることになるという。


その話を読んだとき、意外でおもしろかったけど、よく考えるとそうかもな、と思った。


なんか金持ちって余裕ないようにみえるときあるもんな〜(~o~)。



自分の水準から見て「超恵まれてる」と思う人も、本人になってみればそれほどでもないかもしれない。



逆に「あんな悲惨な目にあってかわいそうに」と哀れまれている人も、本人にしてみればそれほどでもないかもしれないな。むしろ哀れんでいるお前が一番いやだ!
(今、悲惨側の人の気持ちになった(~o~))