会社に貼ってある社訓が心に響かないわけ。

「七つの『うぬぼれ』」とかさ。「10の『ヤラナイ』運動」とかさ。「誠実の意味とは」とかさ。
いくつかアルバイトをしたけれど、よく貼ってあるのよ、社訓が。
たぶん社長がどこかで聞くか読むかして、感銘を受けて貼らせるんだと思う。
社長がそれほどまでに感動した言葉に、まず社員は感銘をうけない(~o~)。
たとえ、社長のことをけっこう尊敬していたとしても。


そしてまた、研修での経営カウンセラーの話。
やたら元気でさわやかで、自信満々に、モチベーションを高めようといろいろな法則を提案してくる。上から。
それもまた、もひとつノレない。


さらにさらに、作家の小説なんかからここぞというところを抜書きした、名言集。その作家が好きなのに、ぜんぜんノレない。むしろ不愉快。
「こんなイイこと言ってるとこみつけて集めてやったぜ、どうだ!オレ様はこの作者の本ならよく読んでるからな。感心しろ。」
という編集者の得意げな顔が浮かんできて、
「うるさーい、おこがましいんじゃい!」
と思ってしまう。
被害妄想か(^_^;)


どんなに素晴らしいお言葉でも、
『自分で見つけた感』
というものがないと、無味乾燥に聞こえてしまうのかもしれない。
ともすると「なんかうざったいな」「めんどくさいなー」
と思ってしまうのが正直なところ。
ほんとは名言好きなのに。(~o~)